不登校の子供に大切で必要だと思う事。3選!

不登校の子供に大切で必要だと思う事。3選!

不登校の子供は、大抵が自分の部屋で過ごす事が多くなるでしょう。

その場合、接する人もごく限られた人(家族)になってきます。

悲しすぎる出来事があったり、イライラしたりと気持ちがかなり沈み込んでいる時期。

怒りや苛立ちの矛先が真っ先にむけられるのは、保護者になる場合があります。

不登校児を持つ保護者は、子供のためをと思って行動しています。

しかし、一番身近な存在だからこそ怒りをぶつけられやすいのも、現実にあるのです。全員が全員そうだとは思いませんが。

そういう子供にとっても、保護者にとっても大切だと思う事、必要だと思う事。3つお伝えしたいと思います。

この3つ以外にも自己肯定感などありますが、私の別の記事「不登校の子を持つお母さんの、できること。お子さんの自己肯定感を上げるには、どうすればよいの?声かけをこの様に変えてみましょう。」を参照してください。

1.身内以外の大人に関わること。

身内以外の大人に関わる事で、視野が広くなります。

考え方も様々ある事を、知ることができます。

そして不登校の時期に関わる大人は、お店の人だったり知り合いだったりするかもしれません。

またそれ以外に、フリースクールや適応指導教室、カウンセラーや医者かもしれません。

後者に書いた人達は、様々な不登校児に関わってきたはずです。

色々ケースを見ているので、心をほぐしてくれたり、不登校から抜け出すヒントをくれる場合もあるのです。

ですので、身内以外の大人に関わる事は、とても大切だと思います。

不登校の子供が、人と関わるととても疲れてしまいます。

そして不登校の子供が人と関わる事は「また傷つけられるかもしれない。」という怖さがある方もいます。勇気がいる事なのです。

その事を理解して、人と関わる事ができたら認めてあげましょう。

2.可能ならば、身内以外の大人の理解者を一人得ること。

一つ目で、身内以外の大人に関わる事が大切だとお伝えしました。

その中に、もし自分を理解してくれる人が一人でも見つかれば、どんなに救われることでしょうか。

だめだと思う自分も、どんな状態の自分をも、まるごと全部受け止めてくれる身内以外の大人。

我が子の場合、家庭教師の先生や適応指導教室の先生方が、そうでした。

家庭教師の時のお話です。

子供の状態がかなりひどい時には、部屋に誰も入れる事が出来ません。

授業をせず、そのまま帰っていただいた事もあります。

それでも、我が子を理解しようと努めてくれました。

年齢が近いこともあり、打ち解けてくるとゲームやアニメの話など、夢中で話すときもありました。

勉強の遅れが、「また学校に行こう。」とする気持ちを妨げてしまう事につながる場合があります。

家から出られず、勉強の遅れが気になった事が家庭教師の先生にそもそも来てもらう目的でした。

実際は、目的以上に子供や保護者の心をほぐしてくれたり、身内以外の考え方に触れる良い機会となりました。

また、家庭教師の先生が見ている生徒さんには、他にも不登校の方がいたため、「私だけが不登校で苦しんでいるんじゃないんだ。」と、知る機会にもなったようでした。

“自分だけじゃない”という事は、結構大きな事のように思います。

3.家以外の居場所を見つけること。

家庭が安心できる居場所であることは、本当に大切なことです。

次に、家以外での居場所が見つけられるとよいです。

不登校になると保健室登校をしたり、フリースクールや適応指導教室、塾などに居場所を見つける子供もいます。習い事の場合もあります。

適応指導教室では、学習を教えてくれる先生もいます。

心理カウンセラーがいる場合もあります。

理解しようとしてくれる先生方に囲まれて、色々な考えに触れることができます。

また、フリースクールや適応指導教室では、同じような年齢の子供たちがいて、同じような境遇の子供たちと一緒に過ごす時間が持てます。

これは、大きな事でしょう。

バスケやサッカー、机上ゲームをしたり、時には花壇の手入れを手伝ったりして気分転換にもなります。

参加しなくても、見ているだけでも良いと思うのです。見ているだけでも、楽しめるかもしれません。

家以外の安心できる場所を見つける事は、子供にとってだけではなく、保護者にとっても喜ばしい事なのです。

まとめ

子供も保護者の方も、一人で抱えないで他の人に頼ってもよいのです。

まず第一は、家が安心できる場所であることです。

部屋から出たがらない場合ですと、他の大人と接する機会を持つ事は難しいかもしれません。

そのような場合には、お電話での相談をしていく中で、お子さんを交えてお話ができるかもしれません。

お役に立てれば幸いです。