不登校のお子さんを持つお母さんこそ、自己肯定感をあげましょう。
- 2020.02.16
- 自己肯定感


不登校のお子さんを持つお母さんは、なぜ責められないといけないの!?
どうしたわけか責められてしまう、お母さん。
お母さんが家族に責められて、どんどん元気がなくなってしまう…そんな事はよく耳にします。
それは、あまりに理不尽です。
お母さんは「なぜわが子が不登校に?」と戸惑います。
どうにかこの状況を打破しようと、学校に行って話し合いをしたり駆けずり回ったりするのも、たいていはお母さん。
一生懸命なんです。何も間違ってないんです。
そんな一番子供に親身になっているお母さん。
それなのに、実は多いのは夫や父母、義理の父母や兄弟に責められてしまう事なんです。
例えば
祖母が「あなたの育て方がいけなかったんでしょう。だから子供が不登校になったのよ。」
夫からは「なぜ、ちゃんと子育てをしないんだ。お前がちゃんとみていないから、不登校になったんだぞ。家の事は任せると言っただろう。」などなど。
一番子供に寄り添って子育てをしてきたのに、こんな風に言われてしまうなんて、あんまりですよね。
お母さん自身も苦しいのに、味方がいない事で更に気持ちも落ちこみますし、孤立もしてしまいます。
本来なら、一番に味方になってくれる身内のはずです。それなのに傷つける言葉を言うなんて、おかしい事なんです。
だから自己肯定感が下がってしまうんです。
声を大にして言いたいです。子育てが間違ってたから、子供が不登校になるのではありません。
そこは、自信をもってほしいです。
不登校は今の時代、誰にでも起こりうることなんです。
そして、子育てを一人におしつけるのはおかしいのです。

お母さん自身の自己肯定感をあげるには、どうすればよいの?
そんな、傷ついてしまったお母さんの自己肯定感をあげるには、どうすればよいのでしょうか。
1.まずは小さな成功体験を、積み重ねていきましょう。
自信をなくしたお母さんが自己肯定感をあげるには、昔自分自身が成功した体験を思い出してみましょう。
例えば
学生時代に頑張って検定で受かった事や、ドッチボールで最後まで当てられなかった事。
何かで一番になったり、自分が水泳教室に継続して通った事。自分の作った紙飛行機を飛ばして、クラスで一番距離を飛ばして友達にすごいねと言われた事。
中には成功体験がないと、思う方がいるかもしれません。小さな成功でもよいのです。毎日笑顔で挨拶をした事も、成功体験です。
毎日継続して行ってきた事は自分自身の力にもなりますし、成功体験です。
その成功体験を思い浮かべて、具体的にイメージしてみましょう。そうすることで、今の自分が成功した時のイメージを膨らませることができます。そして、自信へとつながっていくのです。
大切なのは、小さな成功をした時に、自分自身を褒めることです。そうすることで、自己肯定感はあがってくるのです。
2.前向きな言葉を声にだしましょう。
私は間違っていない。
頑張っている私は、えらい。
私は子供のことを一番愛しているし、理解しようと思っている。だから、私も子供も大丈夫。
私はきっと大丈夫。どうにかなる。きっとうまくいく。
「私は」という言葉を入れる事と、声を出して言う事がポイントです。
よく目にする場所に言葉を貼って、それを唱える方法もありますよ。
私は言葉が持つ力を信じています。発することで、自分自身の行動が変わってくると思うからです。
なので、前向きな言葉を発する事をおススメします。
3.腸内環境を整えましょう。腸=第二の脳
最近すごく思うのは、腸が元気=心が元気だという事です。
わが子はいつもおなかの調子が悪くて、なかなか心が元気になりませんでした。
栄養バランスのとれた食事をすることは、心に影響するのです。
気持ちが落ち込んでいると、食欲がわかない事も多いでしょう。
鬱傾向のある方には、豚肉を食べると良いと言います。ただ、やはり偏るのはよくありません。野菜もしっかりと摂りましょう。バランスが大切です。
「腸は第二の脳」とも言われています。
腸の調子が悪いと、脳は不安やストレスを感じます。逆に脳がストレスを感じると、おなかが痛くなります。
自律神経が狂ってしまうと、腸にも脳にも悪い影響がでてくるのです。
腸の調子を整えることが、心の調子を整えることに繋がるのです。

お母さんの自己肯定感があがると、家族はどうなるの?
お母さんの自己肯定感があがると、完璧ではないお母さん自身を受け入れることができます。自分を認めて前向きでいるお母さんがそばにいるのは、頼りにもなりますし、何よりも家族が明るくなります。
お母さんの自己肯定感があがることは、お子さんの自己肯定感をあげる事にもつながってくるのです。
お母さんの自己肯定感をあげる事がどんなに大きいか、わかりますね。
特に不登校のお子さんは、親の事をよく見ています。そして、罪悪感を持っているお子さんも多いです。
「お母さんがいつも悲しそうにしているのは、不登校の私がいるせいなんだ。」と思うお子さんも、中にはいます。
ですから、お母さんの自己肯定感をあげることは、家族にとってものすごく重要な事なんです。
そして、不登校のお子さんを持つお母さんは、ついつい自分のことは二の次になってしまいがちです。
お母さん自身も、自分の人生を歩んでよいのです。時には自分の事を優先してもよいのです。
お子さんが学校に行けず苦しんでいるから、私は楽しんではいけないんだ…と思いがちです。
そういう時こそカフェでお茶をしたりと、息抜きをすることをおススメします。
いつもと違う空間で過ごすと、気持ちもリセットされます。前向きになれたり自分を見つめ直すことができます。
そうすることで、関わり方も少しだけ余裕ができるかもしれません。
お母さん自身も大切にして元気になることが、子供の元気になる事へとつながると、信じています。
まとめ
お母さんが元気でいることは、子供にとっても家族にとっても大切です。
つい、自分のことを後回しにしてしまうでしょうが、お母さん自身を大切にすることが子供の元気に繋がる事を意識して、自己肯定感を高めていきましょう。
すぐに行動にうつせるので、ぜひやってみてください。
うまくいかない場合は、ご相談を承っています。
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