不登校の子を持つお母さんの、できること。お子さんの自己肯定感を上げるには、どうすればよいの?声かけをこの様に変えてみましょう。

不登校の子を持つお母さんの、できること。お子さんの自己肯定感を上げるには、どうすればよいの?声かけをこの様に変えてみましょう。

自己肯定感って、聞いた事がありますか?

自己肯定感とは、そのままの自分を認め受け入れ、自分を尊重し、自己価値を感じて自らの全存在を肯定することです。

“ありのままの自分でよい” “自分は大切な存在” “自分は価値がある”と感じる心の感覚のことです。

自己肯定感が高い人と低い人がいるけど、自己肯定感が低い人の原因は何?

自己肯定感が低い人は、傷つくような出来事が過去にあったり、または傷つくような出来事が繰り返されたことが原因となります。

友達やクラスメート、部活の先輩や仲間にいじめられた事。親から信じてもらえなかったり、心ないような事を言われた事。

学校行事で失敗をしてしまった事。学校や塾などの場所で、先生にみんなの前で恥をかかされるような出来事がおきた事。

友達だと思っていたのに裏切られた事。兄弟や友達といつも比べられてあなたはダメだと言われてきた事、などが原因となります。

あまりにひどい事をされたり、この様な出来事が繰り返されていくうちに、自己肯定感が低くなっていくのです。

子どもの自己肯定感をあげる、良い声かけ。声かけをこのように変えてみましょう!

子どもの自己肯定感をあげるには、親子の愛情、信頼関係が欠かせません。

子どもがたとえ何もできなくても、その存在自体が親にとっては嬉しいはずで、愛おしい存在なんです。

ついつい多くを望んでしまうのですが、時々わが子が産まれた時の感動した事を思い出すのもよいものです。存在しているだけで、嬉しいのですから。

そしてお母さんの声かけで、子どもの自己肯定感をあげることができるのです。

私の最初の方の記事「不登校の小・中・高校生が、保護者に言われて嬉しく思えた言葉がけ。4選。」も参照にしてくださいね。

褒めましょう。よい所を見つけましょう。子どもが昨日よりも、今日できたところを褒めるようにしましょう。注意点は、他人と比べてはいけないことです。本人の昨日よりも今日できたところに、ポイントを置きましょう。

「偉いね。」「頑張ったね。」ではなくて、どういう所が偉いと思ったのか、具体的に言葉にして伝えることが大切なんです。

例えば:

  「 偉いね。

→ 自分から部屋の片づけをして、偉いね。

→お母さんは、あなたが自分から部屋の片づけをした事が偉いと思ったよ。

  「 頑張ったね。

→前は問題が解けないと、イライラしてすぐ投げ出してたけど、最後まで頑張って解いたんだね。お母さんは、あなたは頑張ったと思うよ。

お母さんは家事をやらなければならなくて、本当に忙しい毎日だと思います。

ほんの少し、手を休めて目を見て話を聞く事も大切ですね。

声かけをしたあとの、子どもの表情を見てみてください。

繰り返すうちに、表情が明るくなることを願っています。

この様な声かけなら、すぐに出来そうですね。

声かけを変えると、子どもはどうかわるの?親子のコミュニケーションはとれるようになるの?

お母さんの声かけにより、「小さな成功」「小さな自信」がだんだんと積み重なっていきます。

“信じてもらえた。” “ぼくにも出来た。” “周りから認められてもらった” “ありがとう。と言われた!”

自信がついてきます。

自己肯定感があがってくると、何かに取り組んで万が一失敗したとしても、その失敗をしっかり受け止められるようになってくることでしょう。

そして、自分で考えて行動できるようになるでしょう。

信じてもらえた、嬉しかったという事の積み重ねが、親子のコミュニケーションを深めることにつながります。

まとめ

「どんな状態のあなたでも、私はあなたを愛してる。」一番身近にいるお母さんがこの様に思っている事は、子供にとっては本当に幸せなことなのです。

そのお母さんの声かけが変わると、お子さんも変わります。

すぐに出来ることなので、ぜひやってみてくださいね。