エピソード記憶とは!?これにより、長期記憶になる?

エピソード記憶とは!?これにより、長期記憶になる?

こんにちは。先日はワーキングメモリーについての記事を書きました。ワーキングメモリーが低いのを改善するには、短期記憶を長期記憶にする必要がある事がおわかりいただけたかと思います。

さて、エピソード記憶にすることにより、短期記憶を長期記憶へと変えるには、一体どうすれば良いのでしょうか。

エピソード記憶って、何?

エピソード記憶という言葉を聞いた事がありますか?

1つの事柄を何かの出来事(エピソード)に結びつけて記憶をすることで、記憶を定着(長期記憶にする)する事です。

例えば、遠足のおやつを買いに行った際に、お菓子代は全部で300円で、その範囲内で買い物をするとします。△のお菓子と〇のお菓子、◇のお菓子を買えるのか、スーパーで足し算や引き算などの計算をする事になります。そして300円以内で買えたことや、その後お父さんやお母さんに褒められたという嬉しい体験が、エピソードとして記憶に残ります。保護者様は褒める際に、「上手に買えたね」「300円以内の計算が出来たね」「計算があっていて、やったね」「しっかり計算出来たね」などと具体的に言葉にして褒める事で、その時の嬉しかった感情も記憶として一緒に定着するようです。ぜひ、行ってみてください。

長期記憶になる事で、記憶が定着します。

このように、エピソード記憶にする事で記憶が定着(長期記憶になる)するので、短期記憶と違って忘れなくなります。短期記憶を繰り返し反復練習しインプットアウトプットを繰り返したり、エピソード記憶にして定着させるなど、そのお子様にあった方法で、長期記憶へと移行していく必要があります。

まとめ

いままでも、様々な記事でも書いてますが、このように「出来た」という成功体験をする事が大切になってきます。この成功体験の積み重ねがやがて大きく大きく積みあがって、子供たちの自信や自己肯定感へと繋がり、その後の人生に大きな影響を与えます。自己肯定感を高めるために、励ます事もとても大切です。

周りの大人の言葉がけや行動ひとつで、お子様の行動や心持ちも大きく変わっていくという事です。これは、とても重要です。けなしたり、失敗した事をいつまでも責める言葉がけを保護者様がお子様にすれば、自己肯定感は下がって自信のないお子様に育ってしまいます。そうならないように、お子様の性格や特性をしっかりと把握し、どう接すればより良い方向へといくのか、自分の関わり方や言葉のかけ方一つひとつを見直していきましょう。そしてワーキングメモリーが低い事で困り感を持っているようであれば、そこを改善するいくつかの方法を知らせ試すなど、手助けをしてあげましょう。

応援しています。