生活リズムが乱れたら、一体どうすればいいの?不登校になってから起きた事。

生活リズムが乱れたら、一体どうすればいいの?不登校になってから起きた事。

生活リズムの乱れは、あっという間に起きました。

不登校になると布団にずっともぐって、泣いたりイライラしたり。苦しそうな姿を目にします。

そうこうしているうちに、うちの場合はゲームに逃避しました。小学校受験が終わり、禁止していたゲームが解禁になった事も大きかったのかもしれません。

ゲームをする気力が出てきたんだと、喜びました。というのも、とにかく無気力で、何もする気が起きなかった時期があったからです。

無気力になると、ご飯を食べるのも面倒くさい、シャワーを浴びるのも面倒くさい…本当にやる気が起きなくなってしまうんです。この様な姿は、心配ですよね。

ところが、ゲームをするうちに段々とゲーム時間が長くなってきました。そして、元から一日中布団の中でふさぎ込んでいたのが、夜ふかしをするようになっていきます。

カーテンを開けてみよう!

朝日を浴びさせようと、カーテンを開ける日々。子供はすぐに閉めますが私は開けます。そんな繰り返しでしたが、子供が逆にイライラがひどくなり断念しました。

光のパワーって、体にものすごい影響力を及ぼすんですよね。蛍光灯よりも、太陽は明るいのです。

蛍光灯がついた室内では約500ルクス、曇天の10時の室外では5,000ルクス、晴天の10時の室外ではなんと、6,5000ルクス。晴天の昼間では100,000ルクスなんです。

いかに太陽がありがたいか、わかりますね。

気分がよければ、散歩にでることをおススメします。散歩が無理ならベランダに少し出るだけでも、違うと思いますよ。

メラトニンの話をしてみよう!

夜10時から朝2時までの間に、メラトニンというホルモンが分泌されます。このホルモンは、脳の松果体から分泌されておりこれにより急速に適した眠気が感じられるのです。とても大切なホルモンだとわかりますね。

朝日を浴びることで、メラトニンの分泌はとまるのです。こうして体内時計がきっちりとリセットされて生活リズムが作られていくのです。

夜、携帯電話の光を浴びてしまうと、体は勘違いをしてメラトニンの分泌をとめてしまいます。携帯電話の光は、かなり強いので、寝ようとする時間の2時間前には光をあびないようにすると、質の良い睡眠ができると言われています。これは、携帯電話だけではなく、テレビも同様です。

生活リズムを乱すのは、ほんの一瞬でできます。ところが、生活リズムを取り戻すには何倍も時間がかかってしまうのです。

ホルモンは大切

思春期の大事な時期、ホルモンがきちんと分泌されないと体に支障をきたしていきます。

中学生、そして高校生はよりメラトニンの話や光の話をしてあげることで、理解するでしょう。

頭ごなしに「早く寝なさい!」というよりも、こういう話をする方が効果があるかもしれません。

もう理解ができる年齢ですから、一度きちんと話をして「どう思う?睡眠リズムを取り戻したいかな?」と聞いてみるのもひとつの手です。

まとめ

一度狂ってしまった生活リズムは、なかなか元には戻りません。時間がかかります。

中学生や高校生には、なぜ生活リズムが乱れるといけないのか。どうすれば質の良い睡眠がとれるのかを理解してもらう事が、とても大切だと考えます。

時間はかかりますが、光を浴びる時間を調整して生活リズムを元にもどしていきたいですね。

とはいえ、お子さんの状態によってはやってみたけど上手くいかなかった場合があると思います。

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