知りたい!私立の中高一貫校のメリット・デメリット。学業面7選!

知りたい!私立の中高一貫校のメリット・デメリット。学業面7選!

中高一貫校には、公立中高一貫校と都立中高一貫校、私立中高一貫校の3つがあります。

公立と都立、私立の中高一貫校では、受験の段階から違います。

ここでは、私立の中高一貫校について書きます。

私立中高一貫校のメリット・デメリット

学業面のメリット

①同じ位の学力の子供たちが集まっているので、学力にさほどばらつきがありません。授業の難易度がちょうどよいです。

②早取り授業(特に数学と英語)をする所が多く、5年間で6年分の授業をおえて最後の1年間は受験に向けて勉強するカリキュラムにしている所が多いです。

③質の高い先生を採用したり、英語ではネイティブの先生に教えてもらえる機会を持っています。

英語に力を入れている学校では、オンライン・マンツーマンでネイティブの先生と会話をしたり、担任を持っているネイティブの先生が複数人いるなどの環境を持つ学校があります。

また理解度を増すために、英語や数学の授業はクラスを半分に分けて授業を行ったりと工夫している学校もあります。

④大学の学校内推薦枠を持っています。これを理由に付属校は人気があります。大学の付属になっていない中高一貫校でも、大学の推薦枠をいくつか持っている所があります。

⑤6年間の勉強の計画を立てているので、高校に行ってから戸惑う事がありません。一貫しています。

⑥勉強ができないと、補修をしてくれる学校が多いです。

また、チューターといって、この学校を卒業した大学生が時間を見つけては、学生に勉強を放課後教えたりするところもあります。

⑦定期テストが、難しいです。ですから、しっかりと勉強をします。

学業面のデメリット

①同程度の学力の子供が集まります。

小学校の時には常にトップや上位にいた子が、そうではなくなってしまいます。

「こんなはずじゃなかった!」と戸惑う子も出てきます。

②授業のスピードがはやいので、理解しないまま次の単元に進んでしまいます。

ついていけない子供やつまづく子供が出てきます。

③ネイティブの先生が苦手だという子供も、いると思います。接する機会を多く持つことで慣れてくるので、特にデメリットとは思いません。

④付属校でも、全員がその大学にいけるわけではありません。

成績の優秀な子供から、学部を選んでいきます。

日頃の定期テストと高校2年生3年生に行われるテストが、大きく影響するようです。

学校によっては「〇〇学部は推薦枠が〇〇名」とあるようなので、そこからはみ出てしまった場合は、他校を受験しなければなりません。

また、推薦枠に入れなくて付属の大学を一般受験する場合もあります。

⑤高校受験をした子供は、新たな3年間のカリキュラムに沿って勉強していきます。合う合わないがあるので、戸惑う子供も中にはいるかもしれません。

⑥学校によっては、補修を一切やらずに自習をする時間を設ける学校があるので、要注意です。

補修は、先生が授業を行ってわからない所を教えてくれたりテストをしてくれます。

しかし自習は、勉強がわからないのに自分だけで勉強を進めていくのでわからない所はそのままになってしまう事もあります。

補修をしてくれる学校は、落ちこぼれを作らないという信念が感じられます。

⑦テストのために、2週間前くらいからそこに向かって頑張る雰囲気があるので、デメリットは感じません。

まとめ

公立の中学校に比べて、授業のスピードがはやいのが自分の子供にとって良いのか悪いのか、ですね。

授業についていけずに、不登校になるケースもあります。

特に、中学1年生の1学期の様子を見て、勉強につまづいていないか何か困っていないかを知る事は、とても大切だと感じます。

特に、小学校の時に常に上位にいた子供は、勉強につまづいていると親には言いづらいものです。言葉に出して言ってくれればよいのですが、そうでない場合もあるので、コミュニケーションが大切ですね。

迷われている方、個別相談を受け付けております。