不登校の子供がおなかが痛いと訴える時。不登校と過敏性腸症候群の関係は?

不登校の子供がおなかが痛いと訴える時。不登校と過敏性腸症候群の関係は?

過敏性腸症候群という言葉を聞いたことがありますか。

人によって症状が違うと思いますが、学校に行こうとするとおなかがいたくなる。通学中、電車の中でおなかが痛くなり駅のトイレで30分もこもってしまう。学校でもトイレに頻繁に行くなどです。吐き気を伴う場合もあります。

また、登校中に学校の建物が視界に入ったら腹痛がおこったり、学校の敷地内に入ったら腹痛になったりと結構困ったものなのです。

過敏性腸症候群の症状は?

症状は便秘の人もいれば、下痢になる人もいるようです。

また、混合型といって便秘と下痢を交互に繰り返す人もいます。

ひどいと、学校とは関係なくても家でトイレに長時間こもってしまうケースがあるんです。

日常生活にも支障をきたしています。

おなかの中の環境が、常に悪い状態ですね。そうなると、体調はいつも悪いことになってしまい、本人はとても辛いのです。

過敏性腸症候群の治し方は?

主にストレスが原因のようなのでストレスを取り除くことが一番ですが、食べ物で繊維質やビタミンを多めにとることによってある程度は改善するようです。

薬を処方される場合もあります。

消化器内科や心療内科に行く方もおります。

不登校で腹痛を訴えるときに、できること。

家庭で多めに繊維質のもの(りんごやさつまいも、ごぼうにヨーグルト、ぶろっこりー、いんげん、わかめ、大豆や青汁も効果があるようです)を食べられるようにしましょう。

2~3週間多めに摂取することにより、ずいぶんと改善する方もいるようです。

それでもだめなら、お薬に頼るのも一つの手です。

まとめ

おなかの調子がよくなれば、体調もよくなってくるので不登校のお子さんには、腸の調子を整えることはとても大切だと思います。

自律神経が乱れているので、食生活を改善し生活リズムをもどすことができれば改善に向かうことでしょう。

わかってはいても、なかなか食事を食べてくれなかったり生活リズムが戻らない場合がありますよね。

そのような場合にも、個別での相談を受け付けております。