思い込みほど、怖いものはありません。

思い込みほど、怖いものはありません。

前回の記事「心配事がある時には。私はこうしてます。」の続きです。

何かちょっとした出来事があった時や嫌な事があった時、つい悪い方に思い込んでしまう事はありませんか。

悪い方へと考えてしまうと、そこがクローズアップしがちです。

そうすると、どんどんネガティブ思考にはまってしまいます。

脳は、思い込みが得意なのです。放っておくと、残酷なまでに悪い方へと思い込みを膨らませてしまうのです。やがてそれは、心を支配してしまいます。

「良かった、嫌だった。もしかすると・・・」という思い込みではなくて「事実がどうであったか」だけを、捉えていくのはいかがでしょうか。

「思い込み」は、いけないのです。それは、事実ではないのですから。

更に、事実について思った事を白黒つけるのではなく、ただただ事実を受け止める事を繰り返していけば、心が軽くなるかもしれません。

つい、一つずつ良かった、悪かったと思ってしまいがちなので難しいのですが。

「あなたは、そう思ったのね。」と事実を受け止めるのです。

たとえ自分がそうは思わなくても、「相手の気持ちがどうであったかという事実」をただ受け止めるだけです。

相手が言ったり行動した事に対して、

「もしかすると私が何かしてしまったのかもしれない・・・」

「私の一言が気になっているのかも・・・」

これは、思い込みです。思い込みではなく、事実を受け止めましょう。

そうすれば、自分の感情が動かされることはありません。安定して穏やかでいられるのです。

ささいな一言について思い込んでしまったり、なぜこの人はこういう行動をするんだろうと悩んでしまったりすると、自分が落ち込んだり傷ついたり腹立たしくなるのです。

ですが、自分の感情を動かされなければ、傷ついたり腹立たしくもなくなるのです。

悪い方へと考えてしまった時には、ぜひ一度立ち止まってみてください。

それが、本当に事実であったのかどうか。

思い込みかもしれません。