不登校児の親は、ドリームキラーにならないように要注意!


ドリームキラーという言葉を聞いた事がありますか?
夢を持っている人に対して、否定をしたり助言をしたりして夢を壊してしまう人の事です。
夢を壊す人には、大きく分けて2タイプあると言われています。
①本気で心配をして、「そんな夢は叶わないよ」「無理だよ」「一握りしか成功していないんだよ。」というタイプ
②自己肯定感が低く、人が頑張ろうとする事を悪意を持って否定するタイプ。嫉妬もしています。
人は、「将来こうなりたい」と夢に向かって行動をしようとします。
家族の場合には、①が多いでしょう。
家族は、ドリームキラーにならないようにしましょう。
不登校のお子さんが将来の夢を持った時、それを叶えるために一歩進み始めようとするでしょう。
そういう時は、お子さんの心が少し元気になった時なのです。
それを聞いた時、どうしますか?
「心配だから。」と、「あなたのために言っているのよ!」と、夢に向かう気持ちを否定して説得しようとはしていませんか?
それは、信頼関係を失ってしまいます・・・。
親がドリームキラーになる事は、あり得るのです。
通常なら、ドリームキラーに何を言われても、自己肯定感が高ければやり過ごす事ができるでしょう。
ドリームキラーと距離をおくことができるでしょう。
しかし、不登校の子はどうでしょうか。
まず、距離をおく事はむずかしいです。
不登校でふさぎ込んでいた気持ちが上に向かった中で、やっと見つけた夢。
それを真っ向から否定されたお子さんの気持ちは、どうなるのでしょう。
「どうせダメなんだ。」「やっぱりダメなんだ。」と考えてしまうかもしれません。
そうして、段々と夢を語らなくなってしまいます。
保護者の方は、いつでも子供の味方でありたいですね。
そうならないためにも、まずは子供の気持ちをしっかりと聞きましょう。
どの程度の本気度があるのかを、把握しましょう。
普段から、子供には小さくても良いので成功体験をたくさん積めるようにしましょう。
まとめ
親はついつい心配してしまって、先回りをしてしまいがちです。
私もそうでした。
何度も失敗しています。
不登校の子は、繊細です。不登校になった状態の事で、自分のせいだと責めてしまうお子さんもいます。
夢を語って否定をされたら、今度は語らなくなっていきます。
物理的にも精神的にも距離をおこうとするでしょう。
それは、自分を守るために必要な事なのです。
心を閉ざしてしまう事にもつながりかねません。
そうならないためにも、話の途中で助言をしたりしないようにしましょう。自分の価値観だけで否定をしないようにしましょう。
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