不登校、進路の選択。最終的に決めるのは本人です。

梅雨明けしましたね。

お天気で気分が鬱気味になっていた方も、いらしたかと思います。
さて、卒業年度になると気になってくるのが、進路です。
保護者の方も気になるのはもちろんですが、一番気になっているのはやはりご本人ではないでしょうか。
進路のことを聞いたり言ったりするときには、注意が必要です。
気になって不安になっているのに、言い方を間違えると元も子もありません。
結局、言い争いになって気持ちを聞けなかった…なんてことも!
一番は、自分から言ってくれるのを待つ事ですが、時間の経過と共に焦ってきます。
私が身をもって経験したことから思うこと。
それは、進路は子供自身が最終的には決める事!です。
中学受験の時には、親(私)が敷いたレールにのせてそのまま進みました。
しかし、不登校になって5年経っても言うことは、「受験なんてしたくなかった。」です。
結局、我が家は受験直前に不登校になって受験をするかどうかを、当時本人とも話し合いました。
最終的には、「受けなくても良いから自分で決めなさい、人のせいにはしないこと」と伝えました。
結局受験をしましたが、一応自分で決めた形にはなりましたが、後悔をしているようです。
年齢的にも、受験を自分で決めるのはハードルが高いです。
というのは、我が家では、小学校3年生から塾に通っていました。他にも習い事をしていました。
そういう事がやっぱり子供の心の中にはあるのです。
お金をかけて塾に行かせてもらった。今まで遊びを我慢して勉強を頑張ってきた。
子供の心の中は、たくさんの想いがあふれています。
ですので、中学3年生、高校3年生の進路は色々な人の意見を聞いて、最終的には自分自身が考えに考えてから決めるのが一番だと思うのです。
色々な人とは、保護者の方、学校の先生、塾の先生、スクールカウンセラー、カウンセラー、親せきの人、友達などです。
「いつでも相談にはのるよ。」「話はきくよ。」「今日は、気持ちを聞くだけに徹するよ。」というスタンスであることを、お子さんに普段から告げておくことがよろしいかと思いました。
いくら自分で決めてと言っても、視野がまだ狭いですから、決める過程での相談は必要です。
もっと調べていれば、こんな道もあったのに・・・。
調べるのが難しい場合もあるので、そういう面でも協力できそうですね。
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