内面は、何かが起きています。力をためているのかも!?

こんにちは。11月になると、朝晩の空気がぐっと冷たくなりますね。紅葉が色づき、季節は冬へと歩みを進めています。そんな自然の移ろいを感じるこの時期は、私たちの心にも少し静けさや寂しさが訪れる季節です。
不登校のお子さんを支えていると、「このままでいいのだろうか」「何も変わらないようで不安」と感じる方も多いかもしれません。
ですが、どうか覚えていてください。
子どもが動かないように見えるときも、内側では必ず何かが起きています。外に出る力をためている時期も、決して“止まっている”わけではありません。木々が冬に向けて葉を落とし、次の芽を準備しているように、子どもたちも自分なりのペースで次への準備をしています。
一番近くで見ていると、焦りや心配が募るものです。周囲の子と比べて落ち込む日もあるでしょう。そんなときは、どうかご自身の気持ちにも目を向けてください。
「今日は私もよく頑張ったな」「今できることをしている」と、自分をいたわる時間をほんの少しでも持ってみましょう。お子さんにとって、親が安らげる姿を見せてくれることが、何よりの安心になります。
また、11月は一年の振り返りにちょうど良い季節です。
「この一年、うまくいかなかったこと」だけでなく、「ここまで来られたこと」「少しでも変わったこと」にも目を向けてみましょう。たとえば、朝のあいさつが増えた、笑顔が見られた、親自身が子どもの話を最後まで聞けた・・・・・・どんな小さなことも成長の証です。
不登校は「止まること」ではなく、「生き方を見つめ直す時間」でもあります。
お子様がどんな道を選んでも、そこには必ず意味があります。親子でゆっくり歩むことでしか見えない景色が、きっとあります。
寒さが深まる季節。どうぞご自身の心にも、温かい毛布をかけてあげてください。
お子様も、保護者様も、それぞれのペースで大丈夫。
今日もここにいるだけで、十分に価値があります。心をこめて。
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