ワーキングメモリーが低いのを、改善するには!?


こんにちは。暦は春ですが、まだまだ寒い日が続いています。
さて、「ワーキングメモリーが低いんです」と言われた方を最近よく耳にします。
ワーキングメモリーについて、ご存じでしょうか。そして、ワーキングメモリーが低い場合は、どうすればよいのでしょうか。それについて今日は書かせていただきます。
ワーキングメモリーとは!?
さて、ワーキングメモリーとは、たくさんの情報の中から、これは必要だから脳に一時的に保存しよう、この情報は必要ない、いらないから削除しようと、取捨選択し処理を行う機能の事を言います。

ワーキングメモリーって、どういう時に使うの?
ワーキングメモリーは日常生活で、多々使用しています。例えば、買い物をする時、手伝いをする時、料理をする時、読み書きや計算をするときなど・・・密接に関わっています。
ワーキングメモリーが低いと、どうなるの?
ワーキングメモリーが低いと、2指示のうちどちらかがわからなくなる場合があります。すると集団生活において、どう行動して良いかわからなくなります。「先生が〇〇をした後に△△をしなさい」「体操服に着替えてから体育館に移動しなさい」「教科書の35ページを板書してから、〇〇をしなさい」などの2指示のどちらかが抜けてしまうという事です。
決して怠けているわけではありません。覚えようとしても2つの指示を正しく覚えられないのです。学校生活において、こういう事が起こると、なぜ自分は出来ないんだろうと自己肯定感が低くなってしまう事に繋がりかねません。また、周りから見ると、きちんと聞いていないから出来ないんだ、怠けているんだと思われてしまいがちです。
自分の特性をしっかりと把握して、または保護者様がその様な特性を持つお子様には、しっかりと本人と学校側に特性を話して、理解をしてもらう事が必要になってきます。それがないと、生きづらさに繋がります。

ワーキングメモリーが低いと言われたら、どうすれば良いの?
ワーキングメモリーは短期記憶と言われています。この短期記憶を長期記憶に出来れば、すぐに忘れてしまう事は避けられます。
では、どうすれば長期記憶にすることが出来るのでしょうか。
それは、「エピソード記憶」として定着させることです。
次回、エピソード記憶について記事を書きますので、よろしくお願い致します。
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