不登校の子どもが、長期休みは元気を取り戻すチャンス!?。休み明けは要注意。
- 2020.01.02
- 親の対応


学校には、長期の休みであるゴールデンウィークや夏休み、冬休み、春休みがあります。
この長期の休みは、本当に良し悪しです。
学期が始まる前は、お子さんの様子に気をつけましょう。
例えば、一学期では頑張って学校に行っていました。またはやっと学校に行くようにリズムが整ってきた矢先に長期休みに入るとします。
夏休みを元気に過ごす事ができるお子さんや、家に引きこもるお子さんなど様々でしょう。
学校からは解放される時期です。
もちろん宿題はあるでしょうが、保護者の方は「学校に今日もいかないのかしら。」とやきもきする事もありません。お子さんも「学校に行きなさいって言われない。」と、「学校」というプレッシャーから解放されます。
保護者の方は、学校が休みでも勉強が心配だったり2学期に学校にちゃんと通えるか、常に頭の片隅にある事でしょう。
夏休みが終わりに近づくにつれてお子さんが段々と元気がなくなってきたり、落ち着かなくなってくる場合があります。そうしたら、要注意!
落ち着かなくなるとは、夜眠れなくなったり体に不調をきたしたり、また食欲がなくなったり会話が少なくなったり、イライラしたりなど。
学期の初めは、要注意です。8月中旬から様子をよく観察していきましょう。
不登校から学校復帰ができたお子さんも、また不登校になる場合もあるのです。
長期休みで元気を充電!?
上記とは逆に、体と心をゆっくりと休める事ができるので元気を充電できるお子さんもいます。
長期休みで、疲れ切った心をしっかりと休めましょう。また、自分を見つめ直したり、勉強して自信がなかった所や遅れを取り戻すチャンスでもあるのです。
休みの間に、保護者の方の関わり方によって自己肯定感をあげていく事もできます。
不登校だった原因を完全に取り除くことができたら、充電がしっかりできる事でしょう。

保護者の方は、何をしてあげられるのでしょうか。
まずは、栄養をしっかりと摂れるようにしましょう。
「どうせ食べないから」という考えはよくありません。たとえ食べなかったとしても、きちんと食事を用意してあげましょう。
栄養・清潔・コミュニケーションは大切な事だと思います。
宿題をみてあげましょう。
宿題が終わっていないから、学校に行けないという事が実際にあるからです。
保護者の方と一緒に勉強をするのを拒む場合もあるでしょう。
難しいところですが、お母さんがだめならお父さん、親戚の人。または簡単な問題集を買って自分で勉強できるようにしたり塾や家庭教師など、ご家庭によっても違うので何かできることを考えましょう。
どうしても拒む場合は、どの程度宿題に手を付けているのか把握するだけでも、違うでしょう。
そして、一喜一憂せずにどっしりと構えましょう。
お子さんは自分が学校に行けない事で、保護者が落胆した姿を目の当たりにすると「自分はダメな子なんだ。」と自己肯定感が下がります。
自分のせいだと責任を感じてしまうのです。
保護者の方は、どっしりと構える事も大切だと思います。
そして、過度な期待はお子さんへのプレッシャーになってしまうので気をつけましょう。
休み明け、体調不良を訴えたりする時は無理をしない事が一番です。
心が「助けて」とSOSを出しているからです。
皆さんは覚えていらっしゃいますか。2015年8月に鎌倉市図書館がツイートしてニュースになりました。
「学校が始まるのが死ぬほど辛い子は、図書館へいらっしゃい。」
共感します。
まずは、家が安全地帯であることが大切ですね。

まとめ
休み明けが近づいてきました。
お子さんの感情の起伏が激しかったり体調が悪かったりしないか、しっかりと様子をみましょう。
-
前の記事
不登校児の登校刺激。本人のためになるやり方は?知りたくありませんか。 2019.12.30
-
次の記事
不登校の子供がおなかが痛いと訴える時。不登校と過敏性腸症候群の関係は? 2020.01.06
コメントを書く