ファイナンシャルプランナーが教える「子育てのお金」シリーズ

ファイナンシャルプランナーが教える「子育てのお金」シリーズ

第1回:就学前編 ― 出産から幼稚園・保育園時代に関わる子育てのお金について

こんにちは!今まで不登校についてのブログを、長期にわたって書いてきました。私は、子供に関わる仕事を30年以上現役で行っており、またファイナンシャルプランナー2級とカウンセラーの資格を所持し相談支援を行っております。

そのような経緯で、お金と子育ては切っても切り離せないものですので、不登校のお子様と保護者様だけではなく、お金と子育てに関する事も記事に今後は書いていき、ココナラにてご相談に対応させていただこうと考えております。ぜひ、今後ともよろしくお願い致します。

さて、本題に移りたいと思います。出産から幼稚園・保育園時代にかかる費用は、あれがない、これがほしい、イベントや行事がある・・・と意外に大きくなるものです。FP(ファイナンシャルプランナー)の私が、就学前の子育てにかかる費用と貯蓄の始め方をお伝えします。

出産・育児(子育て)にかかる初期費用(初期にかかるお金)

子どもが生まれてから小学校に入学するまでの「就学前」は、生活スタイルも家計も大きく変わる時期です。まず直面するのが、出産費用ですね。思いがけずタクシーに乗らないといけなくなってしまったという事もあるでしょう。万が一を考えての備えが大切になります。また、健康保険から出産育児一時金(50万円)が支給されますが、実際の分娩費用は10万円前後の自己負担が必要です。帝王切開などは高額療養費制度の対象になりますので、しっかりと手続きをしましょう。

幼児教育・保育の無償化と注意点 (無償化とは、子育てで認可保育園や幼稚園等に預ける場合に、お金がかからない費用があるという事です)

2019年から幼児教育・保育の無償化が始まり、認可保育園・幼稚園の3歳〜5歳児は利用料が無料となりました。ただし、給食費やおやつ代・延長保育料、習い事費用は別途かかります。共働き家庭では延長保育や病児保育・病後児保育の利用も想定して、緊急の場合にどう動くのかをシミュレーションしておくと、いざという時に慌てないので安心です。

また、障がいをお持ちの方やグレーゾーンの方は、受給者証を市区町村に申請する事で、療育を受ける費用の負担額がかなり減り、より良い療育を受ける事が出来ますので、市区町村の相談窓口等でご相談や必要書類をそろえてからお手続きをしてください。

意外に大きい育児用品にかかるお金について

  • 習い事費用やベビーカーやチャイルドシート、オムツ代、成長期の洋服など、育児用品費は年間数十万円にのぼることもあります。ごみ袋代も市区町村指定の袋である自治体は、オムツを捨てるごみ袋も結構使用頻度が高いです。そして、ベビーカーやチャイルドシート、ベビーベッドやベビー服は短期間しか使用しないので、兄弟の見通しを立てた後に、レンタルや中古、フリーマーケットや知り合いからもらう事などを活用して節約するのがおすすめです。また、水泳や英会話など習い事を始める家庭も増えており、月5,000〜1万円程度が目安です。たくさん習い事をさせたいとお考えの方は、それ以上を見積もる必要があります。  

まとめ

就学前は貯蓄のゴールデンタイムです!子育てに関するお金について、しっかりと見通しを立てていきましょう!

お子様の成長は日々嬉しくて、感動をするものです。そしてこの時期は、教育費準備を始める最適な時期でもあります。大学進学費用は1人1,000万円規模になるため、学資保険や積立投資を利用して早めに備えましょう。